8

 
女の人が、ひとり。
自らの意志でその場所にいるのか、他意によるものなのか、それはわからない。

世界は彼女の目に入る範囲がすべてだけれど、彼女がひとつ何かを「発見」するたびに、ひとつ世界はあたらしくなっていく。

 

7

 
日々、刻々と変化していって、
変化しないはずのものなどないとわかっているのに、

変化していくということは
斯くもこんなに恐ろしいこと。


(2011年3月31日)
 

6

 
一度、露になったもの、切実であったものが、

また隠れていってしまうような、埋没していってしまうような感覚。


(2011年3月21日、東日本大震災10日後)
 

5


街を歩いていて、ふと、
この建物は誰かが建てたもの、
この道路は誰かが作ったもの、
この看板は誰かが塗ったもの、
これもこれもこれも誰かしらの手から成り、
ここにもここにもここにも誰かがいた、
そういう風に想像することがある。

歴史とかなんとか呼ばれたりするその膨大な時間と人の数に、
圧倒されてしまうことがある。
 

4


天気や外の空気如何に、
気分というものはかなりの割合で左右されがちだと思う。

 

3


その音楽家が言うには、

自由とは、何かを生み出し続けられる状態のこと。